天皇制 Imperial system 2005 12 11
アメリカ大統領の苦境を見ていると、
日本には、天皇制があってよかったと思います。
国を治めるには、2つの柱が必要です。
それは、精神的な支柱と、政治的な支柱です。
言い換えれば、精神的な指導者と政治的な指導者が必要と言えるかもしれません。
アメリカには、国王がいませんので、
大統領は、精神的な支柱と政治的な支柱という「一人二役」を演じる必要があります。
もちろん、何でもかんでも国王が善というわけではなく、
国王が、国民を忘れて、スキャンダルに明け暮れたり、蓄財に励んだりしたら、
国民から見れば、国王は不要と思うでしょう。
さて、大統領制でも、うまくやっている国は、あります。
大統領制の下に、首相を置き、実務的なことは首相が行うというシステムです。
いずれにせよ、現状では、誰がやっても、
アメリカ大統領は、精神的な負担が大きいと言えるでしょう。